医療脱毛の中で、ほとんど痛みを感じないといわれているのがダイオードレーザー脱毛。
「産毛にも効果が高い」と言われていますが、痛みがない脱毛方法でも効果があるのでしょうか。そして、痛みが少ないというのは本当でしょうか。
ダイオードレーザー機器ごとのメリット、デメリットから口コミまで、気になる情報を集めてみました。
ダイオードレーザー脱毛の仕組み
医療用レーザー脱毛は主にアレキサンドライトレーザー、ヤグレーザー、そして、ダイオードレーザーの3種類に分けられます。
それぞれ波長が異なり、ダイオードレーザーはちょうど真ん中の810nmという深さまで到達します。
アレキサンドライトレーザーはムダ毛のメラニンに反応して、毛根にダメージを与えて脱毛します。そのため、アレキサンドライトレーザーは色素の薄いうぶ毛には効果が少ないといわれています。
ダイオードレーザーの場合は脱毛機器によって特徴が異なり、メラニンに反応しない脱毛方法もあります。
ダイオードレーザーの場合は、脱毛機器ごとに特徴に大きく違いがあるので、それぞれの機器を比較してみましょう。
ダイオードレーザー脱毛機器の種類
ダイオードレーザーが使われている代表的な脱毛器には、
の4つがあります。
脱毛機器の種類によって、特徴に大きな違いがあります。それぞれの違いを一覧にまとめてみました。
ダイオードレーザーの種類と特徴
特徴 | ライトシェアデュエット | ソプラノ | メディオスター | コメット |
---|---|---|---|---|
脱毛効果 | ○ | ○ | ◎ | ◎ |
産毛への効果 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
白髪脱毛 | × | ◎ | ◎ | ◎ |
痛みのなさ | △ | ◎ | ◎ | △ |
美肌効果 | × | ◎ | ◎ | ◎ |
肌への負担のなさ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
日焼け肌 | × | ◎ | ◎ | × |
続いて、それぞれの脱毛器が向いている部位はこちらです。
ダイオードレーザーの種類と向いている部位
脱毛器 | 向いている部位 |
---|---|
ライトシェアデュエット | VIO・顔・背中・腕など |
ソプラノ | VIO・指・うなじ・背中など |
メディオスター | VIO・顔・指・うなじ・お尻・背中など |
コメット | VIO・ワキ・下腿など |
それでは、一つひとつの特徴を実際の利用者の口コミを交えながら、細かくチェックしていきましょう。
導入実績が多いという安心感!「ライトシェアデュエット」
まずは、世界中で導入実績も多いライトシェアデュエットから見ていきましょう。
ライトシェアデュエットの特徴
ライトシェアデュエットの脱毛方法は少し特殊です。ジェルを使わず皮膚を吸引して、引っ張った状態でレーザーを照射します。
そのため、出力を高めなくても毛根にレーザーが届きやすいという特徴があります。また、冷却しながら痛みを和らげるように施術をすすめていきます。
ライトシェアデュエットのメリット
ライトシェアデュエットのメリットは下記の通りです。
- 導入実績が多くて安心
- 産毛に効果あり
- 即効性がある
- 基本的にジェルは不要
威力が強い分、産毛には効果があり、即効性が感じられやすい機器になっています。その効果の強さは、アレキサンドライトレーザーよりも効果が感じられたという口コミがあるほどです。
VIOはダイオード1回、アレキ2回当てたんだけど、感覚としては最初に当てたライトシェアデュエットが1番抜けた。次のアレキ3回目が終わったらまたダイオード当てようかなぁ~脱毛難しい
— A (@jJcLjAIJzjwqhHg) 2018年9月19日
また、小さなヘッドがついているので、範囲の狭い部位の脱毛も可能です。広範囲の脱毛ではジェルを使用しませんが、小さな範囲の時にはジェルを塗布して施術を行います。
ライトシェアデュエットのデメリット
下記のようなデメリットがあります。
- 白髪脱毛NG
- 日焼けした肌、ほくろやシミNG
- 痛みがないわけではない
- 美肌効果なし
ライトシェアデュエットの脱毛方法は、黒いメラニンへの反応を利用するため、白髪には効果が期待できません。それと、黒い肌やほくろ、シミなどにも使用できません。
また、痛みについてはほとんどないという口コミもありますが、威力が強いため、特に痛みを感じやすいVIOなどではかなり痛いと感じる人も多いようです。
VIOの痛み的にライトシェアデュエット>ジェントルレーズな気がする でもアリシア(ライトシェア使用)はVI丁寧に二重照射してくれる分効果高い◎痛いの嫌な人はジェントルレーズ、少ない回数で終わらせたい人はライトシェアが良さそう、ただ結構痛いからライトシェアは麻酔した方がいい??
— 亀山ルカ (@RUKAv2) 2017年12月13日
広範囲の脱毛ではジェルを使用せず、痛みは吸引と冷却機能で和らげます。狭い範囲の脱毛ではジェルでさらに痛みをソフトにする工夫がされています。
部位によって感じる痛みも違うので、つらいようであれば麻酔クリームの使用がおすすめです。
ちなみに、波長が深いため、美肌効果は期待できません。
こんな人におすすめ!ライトシェアデュエットが向いているのは?
ライトシェアデュエットをおすすめしたいのは、こんな人です。
- 脱毛に即効性を求める人
- 効果の高い脱毛をしたい人
- 産毛の多い部位の脱毛をしたい人
- 安心して施術を受けたい
威力が強くて産毛も一緒に撃退できるので、産毛の多い背中や二の腕、顔などの脱毛にも向いています。また、導入実績が多いというのも安心ポイントですね。
逆に、下記のような人にはあまりおすすめしません。
- 美肌効果を期待する人
- 痛みに極端に弱い人
つまり、「とにかく全力で脱毛したい!」という人にはおすすめの脱毛機器ということですね。
ライトシェアデュエットの脱毛が受けられるクリニックは?
ライトシェアデュエットの脱毛施術が受けられるクリニックをご紹介します。
ダイオードレーザー脱毛器の中では、断トツに多く使われているのがライトシェアデュエットです。そのため、導入しているクリニックも比較的数が多い傾向にあります。
小さな子どもでも脱毛可能!「ソプラノ」
ソプラノは3種類の機器があるダイオードレーザー脱毛器です。ライトシェアデュエットとは脱毛の仕組みが異なるため、特徴やメリット・デメリットにも大きな違いがあります。
ソプラノの特徴
ソプラノはメラニン色素への反応を利用した方法ではなく、毛根に熱を与えることでムダ毛を脱毛します。
そのため、炎症などがなければ日焼け肌でも脱毛OK。産毛にも効果があり、痛みの少ない脱毛を実現します。
また、ソプラノには3種類の脱毛機器があります。
左から順に、
- ソプラノ
- ソプラノアイス
- ソプラノアイスプラチナム
です。
ソプラノアイスは、ソプラノに冷却機能が追加されたもの。ソプラノは熱を加えることで脱毛するので、熱く感じることもあります。
ソプラノアイスでは冷却しながら熱を加えることで、熱さや痛みをさらに感じにくくするのです。痛みはほとんどなく、ほんのり温かく感じる程度になります。
そして、ソプラノアイスプラチナムは冷却機能に加え、一度に3つの波長で照射ができるすぐれもの。
波長によって脱毛できるムダ毛が変わりますが、3種類を同時に照射することで、ほとんどのムダ毛を処理することが可能になるのです。
ただし、ソプラノアイスプラチナムはまだ新しい機器ということもあって、導入しているクリニックはまだまだ数が少ないです。
お近くのクリニックで導入されているかどうかを確認したほうがよいでしょう。
ソプラノのメリット
ソプラノで脱毛することのメリットは下記の通りです。
- 痛みがほぼない
- 日焼け肌の脱毛OK
- 産毛に効果あり
- 照射漏れがほとんどない
- 施術時間が短い
日焼けした肌や、ほくろなどの黒い部分にも照射可能で、産毛にも効果が見込めるというのがソプラノの最大のメリットです。
また、照射範囲が広いということもあって、施術時間が短く済み、照射漏れが少ないというのもうれしいですね。
ソプラノのデメリット
メリットの多いソプラノですが、下記のようなデメリットもあります。
- 効果が出るまでに時間が必要
- 対応しているクリニックが少ない
- 他のダイオードと比較すると効果は弱め
ソプラノのダイオードレーザーは毛に直接ダメージを与えるわけではないので、すぐに抜けるという脱毛方法ではありません。そのため、せっかちな人には物足りないかもしれません。
また、痛みが少なく、肌に優しい分、他の脱毛機器と比較すると少し効果は弱め。さらに、痛みがないので効果がないように感じるという人もいるようです。
某クリニックでソプラノ脱毛3回お試しコースお安かったから契約してるんだけど今のとこ効果は感じられない 効果もそうだけど、アレキサンドライトのあの痛みと焦げた臭いがしないと脱毛してる感が無い(笑)
— ?imi( ) (@Tjdptx8m) 2018年9月12日
刺激が少ないので、肌の黒い人や弱い人などにはおすすめの脱毛機器です。また、最新機器のソプラノアイスプラチナムでは、3種類の波長のレーザーを照射するので、ほとんどのムダ毛に対応しているという強みがあります。
こんな人におすすめ!ソプラノが向いているのは?
ソプラノをおすすめしたいのは下記に当てはまる人です。
- 痛みに弱い人
- ムラなく脱毛したい人
- 色黒の人や、ほくろやシミの多い人
- 肌の弱い人
- 短期間で脱毛を完了したい人
ソプラノは毛周期をほとんど気にせずに脱毛を進めることができるため、短期間で脱毛完了が可能です。
そして、メラニン色素への反応がないので、色素沈着の多いVIOや、胸なども、ソプラノであれば脱毛できます。
ただし、ソプラノは毛を抜くのではなく、生えなくするので、あまり即効性が感じられない脱毛機器です。すぐに効果を求める人であれば、ライトシェアデュエットの方が向いているでしょう。
ソプラノで脱毛できるクリニックは?
ソプラノアイスプラチナムを導入しているのは、下記のクリニックです。
- レジーナクリニック
- 聖心美容クリニック
- ビューティースキンクリニック
導入クリニックは数が少ない傾向にあります。しかし、少しずつ人気が高くなってきており、取り扱うクリニックが増えてきています。
毛根とバルジ領域にダメージを与える「メディオスター」
メディオスターの特徴
メディオスターはソプラノと同様、毛根に熱を加えて脱毛します。ただし、毛の生成に必要な細胞を生み出すバルジ領域にも同時にダメージを与えます。
こちらも即効性は少なく、すぐにムダ毛が抜けるわけではありませんが、一度抜けると二度と生えてこなくなるので、高い脱毛効果を実感できます。
三回目の医療脱毛終了。
使用した脱毛機はメディオスターnext pro。
二回やった時点で太もも、お腹、指の毛、Iライン、Oラインがそこそこ減った感じ、膝下、指の毛、腕、Vラインは体感的に減った感じはしない。ただ、減ってなくても毛が細くなった、伸びが遅くなった感はある。
— 木枯らし (@kogarashi_361) 2018年9月15日
もちろん、施術後に全く効果が感じられないというわけではなく、上記のように、回数を重ねると少しずつムダ毛に効果が出ているのが実感できるという声もあります。
メディオスターのメリット
メディオスターのメリットには下記のようなものがあります。
- 痛みが少ない
- 肌への負担が少ない
- 黒い肌でも、色素の薄い毛でも脱毛可能
- 産毛に効果あり
バルジ領域はそれほど深い位置にあるものではないので、出力を高めなくても効果が感じられるというメリットがあります。出力が少ないと痛みも少なくなります。
また、ジェルと冷却装置で冷やしながら熱を加えていくので、お肌への負担も少なくすみます。
メラニンに反応する脱毛方法ではないため、日焼けした肌や、ほくろやしみなどがあっても脱毛も可能です。色素の薄い毛にも効果があるので、産毛や白髪の脱毛にも向いています。
メディオスターのデメリット
一方で、こんなデメリットもあります。
- 即効性がない
- 実績が少ない
施術後にボロボロ抜けないと、脱毛した気がしないという人にはメディオスターはあまりおすすめできません。
じわじわと効果が出て、どんどん毛が生えてこなくなる脱毛方法です。
こんな人におすすめ!メディオスターが向いているのは?
メディオスターが向いている人はこんな人です。
- 確実に脱毛したい人
- 肌が黒い、ほくろやシミが多い
- 短い期間で脱毛を完了したい
即効性はないものの、徐々に抜けはじめ、脱毛完了までの期間が短いのがメディオスターの特徴。じっくりと確実に脱毛したい人には最もおすすめしたい脱毛機器です。
肌が黒かったり、シミやほくろが多くて他のクリニックで脱毛できなかった人も、メディオスターなら大丈夫。まだ扱っているクリニックは多くありませんが、こちらも少しずつ取扱数が増えてきています。
メディオスターで脱毛できるクリニックは?
メディオスターを導入しているのは、下記のクリニックです。
- リゼクリニック
- ブラン
- グロウ
- 川崎中央
- KM新宿
この中ではリゼクリニックが一番数が多いです。北海道・沖縄を除けばおおよそ全国展開しているので、お住まいの地域に開院しているかをチェックしてみましょう。
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2種類の照射で毛質を選ばず脱毛「コメット」
コメットは2種類の照射が可能なダイオードレーザー脱毛機器。同時に2つの波長で照射することで、いろいろな効果やメリットが得られます。
コメットの特徴
コメットはダイオードレーザーとRF(高周波)を組み合わせているので、少ない回数で脱毛効果が得られます。
ダイオードレーザーが表皮に近い浅い部分の毛のメラニン色素に反応した脱毛を行い、RFはメラニンの影響を受けることなく、毛乳頭に直接照射ができます。
ダイオードレーザーのみの場合は、深い部分の毛根に効果を出すために出力を上げる必要があります。出力を上げると効果は高くなりますが、肌への負担も大きくなる傾向にあります。
コメットはこの2つの異なる波長の照射を行うことで、出力を上げなくても高い脱毛効果が得られるのです。
コメットのメリット
コメットのメリットは下記の通りです。
- 白髪脱毛も可能
- 産毛にも効果あり
- 照射範囲が広く、施術時間が短い
- 美肌効果がある(肌のハリ、毛穴ひきしめ)
RFが毛乳頭にダメージを与えるので、色素の薄いムダ毛にも効果を発揮します。うぶ毛のほか、白髪にも効果が期待できます。
また、RFには肌のたるみ治療にも使用されます。コラーゲンの生成を促すので、脱毛効果だけでなく、毛穴の引き締めや肌のハリの改善をすることもできます。
コメットのデメリット
コメットにはこんなデメリットがあります。
- 即効性がない
- 痛みがある
- 赤みが出ることがある
痛みが強いと感じる場合には、冷やしながら施術を行ったり、麻酔クリームを使用するという手段もあります。
また、赤みが2~1週間程度続く場合もあります。2週間以上経過しても引かない場合にはクリニックに相談してみましょう。
こんな人におすすめ!コメットが向いているのは?
コメットの脱毛をおすすめしたいのは下記のような人です。
- 産毛・白髪など、色素の薄い毛を脱毛したい
- 脱毛のついでに美肌になりたい
- 多少痛くても、早く脱毛効果を得たい
コメットは幅広い毛質に対応しているので、他の脱毛方法では効果の出にくい色素の薄いムダ毛にも効果を発揮。軟毛・硬毛を問わず、あらゆる毛質の脱毛が可能です。
また、美肌効果が高いといわれているRFを同時に照射することで、肌のハリや毛穴の引き締め効果が期待できます。
ただし、痛みに弱い人は麻酔クリームを使用するなど、工夫が必要となります。
条件別!おすすめダイオードレーザー脱毛器
今回ご紹介したように、ダイオードレーザーと一言でいっても、脱毛器によって大きな違いがあります。これらの特徴を踏まえ、どういった人にどの脱毛機器がオススメかをまとめてみました。
信頼性の高い脱毛機器で安全に脱毛をしたい人におすすめ!
脱毛機器には歴史の浅いものも多く、信頼性で選ぶなら下記の脱毛器になります。
- ライトシェアデュエット
ライトシェアデュエットは世界で初めて永久脱毛器として認可を受けており、多くの医療機関で使われてきた実績があります。
安心・安全を一番に考えるのであれば、ライトシェアデュエット一択ですね。
ライトシェアデュエットは大手クリニックの「アリシアクリニック」で使用されています。
色素の薄いムダ毛、産毛を脱毛したい人におすすめ!
色素の薄いムダ毛におすすめのダイオード脱毛器はこちら。
- ソプラノ
- メディオスター
- コメット
白髪や産毛などは、脱毛効果が出にくいといわれていますが、メラニン色素に反応しない脱毛方法であれば、高い効果が期待できます。
ソプラノは「レジーナクリニック」で導入されています。
医療脱毛の中でも安いと評判なので、金額を重視したい方に向いています。
メディオスターは「リゼクリニック」で使用されています。
リゼクリニックは全身脱毛だけではなく、「足全体脱毛セット」「手足脱毛セット」「顔脱毛セット」など必要な部位に応じたコースが用意されているので、気になるところをピンポイントで脱毛したい人はぜひチェックしてみてください。
色素沈着や日焼け、しみ・そばかすが気になる人におすすめ!
肌が黒い、日焼けがあるという理由で脱毛を断られるというケースもあります。そんな方にはこの2台のダイオードレーザーがおすすめ。
- ソプラノ
- メディオスター
どちらも、毛根に熱を与えるタイプの脱毛で、メラニンの黒には反応しません。ほくろの上のムダ毛も脱毛可能です。
それぞれの脱毛器を導入しているサロンはこちら。
痛みが少ない脱毛方法を選びたい人におすすめ!
部位や感じ方によって、痛みというのは変わってきますが、ダイオードレーザー脱毛機器の中で痛みが少ないといわれているのは、こちらの2つ。
- ソプラノ
- メディオスター
この中でも、「ソプラノアイス」や「ソプラノアイスプラチナム」は、冷却しながら毛根に熱を与えるため、痛みが少なく、子どもでも脱毛できると評判です。
それぞれの脱毛器を導入しているサロンはこちら。