未病・・
「聞き覚えはあるけど、実際にどういうことなのかよく分からない・・」そんな人も少なくないのではないでしょうか。
未病とは、一言でいうと「なんとなく調子が悪い」状態のことを言います。あれ、これって誰しもが日々感じていることですよね?
医学的に言うと、「病気には至っていないものの軽い症状がある状態」を指すのだそうです。また症状はないものの病気の一歩手前の状態という意味で、高脂血症や糖尿病、高血圧なども未病の1つと考えられているのだとか。
未病というと、なんとなく中高年のものというイメージ。でも先ほどの「未病」の定義から考えると、10~30代の若い世代でもまったく関係ないとは言いきれないというのが分かってもらえたと思います。
「最近、疲れやすい」
「朝、スッキリと起きれない」
「調子悪くて病院に行くけど、特に悪いところはない」
こんな症状も、もしかしたら未病かも知れません。このページを読んでいる方の中で、そんな症状がある人も少なくないのでは?
いつもの症状だからと軽く見るのは危険です。いつも続くからこそ、何らかの病気のサインかも知れないという意識が必要です。
今日はそんな未病と脱毛の関係を見ていきましょう。
「未病」って、放っておくとどうなるの!?
まずは未病のリスクについて知っておきましょう。
唐突ですが、みなさんに質問です。
病気って、ある日突然かかるものだと思いますか?
答えはNO!
ガンで考えると分かりやすいと思います。初期の段階ならばガン細胞は小さく、完治する可能性も高いと言われていますよね。ですが第3ステージ、第4ステージと進んでいくうちにガン細胞は大きくなり、体中に広がって完治する可能性がどんどんと低くなってしまいます。
それと同じように他の病気も、最初は小さかった病気がだんだんと大きく成長してきます。まるで植物の種が芽を出して成長し花を咲かせていくように、じわじわと成長していくのだそうです。
未病とは、この植物の例でいうと病気の芽のようなもの。つまり放っておけば、だんだんと成長して大きな病気になってしまうリスクがあるということなんです。
「未病ってこんなに怖かったんだ」と、この記事の執筆を機会に未病について勉強した私自身も、気が引き締まる思いがしました。
毎年人間ドックに行ってれば、未病は気にしなくて大丈夫!?
毎年人間ドックに行くことはとても大切です。でも実は、人間ドックを過信しすぎることはリスクが高いと警鐘を鳴らす医師もいるそうです。
なぜならそれは、人間ドックに限らず現代の医療による検査結果の「異常なし」「異常あり」の判定基準に要因があるのだとか。
「白=異常なし」または「黒=異常あり」のどちらかの結果でしか判定されない現代医療の検査結果は、「グレー=未病」は「白=異常なし」と判定されてしまいます。でもグレーはいずれ黒へと移行するもの。だから人間ドックでは「異常なし」だったのに、わずか数ヶ月で重大な病気が判明という状態が発生してしまうのだそうです。
「人間ドックでは異常なしだったけど、やっぱり何だか調子が悪い」
そんなときは自分の感覚を信じて、迷わず病院に行った方がよさそうですね。
「未病」が「脱毛効果」にどう影響するの!?
それではやっと本題です。未病が脱毛効果に影響するってホントなのでしょうか。
結論からいうと、すべての未病が必ずしも脱毛効果に影響するとは言いきれません。ただし、影響する可能性は否定しきれないでしょう。
その理由を紹介したいと思います。
未病が肌状態の悪化に繋がることがある
「何となく調子が悪い」
「なんだか食欲がない」
そんな未病とも言える状態の時、あなたのお肌の状態はどうですか?
- いつもより肌のカサつきが気になる
- 吹き出物が出来てしまった
- 乾燥肌、脂性肌がヒドイ
こんな風に、体の不調が肌に出てしまうことも少なくないのではないでしょうか。
こういった肌状態の場合、ムダ毛は本来の目的である「肌を守る」機能を果たそうとし、抜けにくい状態になります。そのため脱毛施術を行ったとしても、いつもより抜けが悪い=脱毛効果が出にくいことがあるんです。
せっかく高いお金を出して脱毛しているのに、これじゃ台無し。できるなら、最大限の脱毛効果を発揮してほしいですよね。
それには、脱毛サロンやクリニックだけに頼るのではなく、自己努力も必要。
まずは体調を整えるために、暴飲暴食を控えたり、早寝早起きを心がけたり、定期的に運動を行うなどを試してみましょう。急にすべては難しくても、できることから始めるたけで、脱毛効果が高くなるだけでなくお肌の状態も変わるかも知れませんよ?
脱毛効果はホルモンバランスに大きく影響する
多くの脱毛サロンで、「脱毛施術は生理が安定する年齢から」と定められているのは知っていますか?今ではキッズ脱毛なども流行りその基準が曖昧になりつつありますが、本来は生理が安定しないと出来ないのが脱毛なんです。
これってナゼでしょうか。
理由は、「生理がきていない・不安定=ホルモンバランスが不安定」な時期に脱毛を行っても、ホルモン状態が変わるとまたムダ毛が再生する可能性があるから。
妊娠・出産を経てムダ毛が再生するケースが多いのは、そういう理由なんですね。
さてここからは、未病と脱毛の話。
なぜここでホルモンバランスの話をしたかというと、女性の場合はホルモンバランスの乱れによって未病を引き起こすことがあるからです。未病によりホルモンバランスが乱れるという場合もあるかも知れません。
肝心なのは、ホルモンバランスが関係する未病の場合に、ムダ毛が再生していまう可能性があるということです。
せっかく頑張って減らしたムダ毛が、また生えてしまうなんて・・。そんなの、私だったら耐えられません。でもこれはもしかすると私の身に起こるかも知れないことで、けっして他人ごとではないというのが怖いところですよね。
未病の予防、未病の改善方法を教えて!
未病予防、改善の柱は次の3つです。
- 食事
- 運動
- 睡眠
「あー、またか」というくらいお馴染みの3つ。健康番組でよく特集されているものばかりで、特に珍しいものはありませんね。そう、やっぱり未病改善にもこの3つが重要なんです。
その中でも今回は、一番身近で取り入れやすい食事に関する具体的な注意点について、特にみなさんのような若い女性が気を付けたいポイントを押さえながら紹介したいと思います。
食事は、『カルシウム』『食物繊維』『鉄分』を意識しよう!
「未病 改善」などで検索すると、食事に関する細かい注意点がわんさか出てきます。でも、これらをすべてクリアするなんて考えただけでもウンザリ。取り組む気を失ってしまいますよね。そうならないよう、まずは出来るところから始めることが大切です。
若い女性が気を付けたい未病予防・改善ポイントは3つあります。
- 将来のための骨貯金
- 便秘予防
- 貧血予防
最初の「骨貯金」はピンと来ないかも知れませんが、将来のために今のうちから骨を丈夫にしておこうというものです。閉経はどの女性にも例外なく訪れますが、その時に骨粗しょう症を患ってしまう女性が多いためです。骨がもろいと骨折しやすくなります。たかが骨折と思うかも知れませんが、高齢になると骨折をきっかけに寝たきり状態になる人も少なくないんです。
便秘・貧血に関しては、心当たりがある人も多いでしょう。若い女性にとても多い未病なので、今は違っていても準備をしておいた方が安全です。
ではそれぞれ、具体的にどのようなものを意識的に摂取した方が良いのか説明しましょう。
カルシウムは、乳製品・小魚・大豆製品から!
乳製品 | 牛乳、ヨーグルト、チーズなど |
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小魚 | しらす干し、ししゃも、いりこなど |
大豆製品 | 豆腐、高野豆腐など |
例えば、いつもの朝ご飯にヨーグルトをオン。おやつは小袋のアーモンドフィッシュ。夜は冷ややっこをプラスなど。この程度ならムリせずに出来そうですよね。もちろん、すべてクリアしなくても大丈夫です。
私はよく「豆腐かけご飯」なるものを朝ご飯として食べるのですが、これが超美味しくてカンタン♪豆腐を温かいご飯の上で適度に潰し、あとは鰹節・ごま・しょうゆをお好みでかけるだけ。これだけで一食として十分満足できるので、一度お試しください!
食物繊維は、身近なものを取り入れよう!
穀物、イモ | 玄米、胚芽米、麦飯、トウモロコシ、さつまいも、里いも、こんにゃく |
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豆、野菜 | 大豆、うずら豆、小豆、納豆、おから、ごぼう、セロリ、アスパラガス、青菜類、キャベツ、白菜 |
果物 | 柑橘類(みかん、グレープフルーツなど)、バナナ、うり類 |
きのこ、海藻 | しいたけ、しめじ、えのき、わかめ、寒天、ところてん |
手軽に取り入れやすいものを赤字にしました。
トウモロコシは、コンビニで真空パックで売っているものを試してみてください。意外と美味しいですよ!さつまいもも、秋・冬限定ですがコンビニで焼き芋をゲットすればOK。
その他にも、納豆・バナナ・ところてんなど、調理しなくても単体で食べられるものは朝食や夕食でプラスするだけなので取り入れやすいと思います。
ちなみに「寒天」については、寒天そのものは難しいですが、コンビニで売ってる寒天ゼリーや牛乳かんならば、簡単で美味しく食べられるのでオススメです。
ちなみにヨーグルトも便秘予防に良いので、バナナヨーグルトにして食べれば、骨貯金も便秘予防もできて一石二鳥です!
鉄分は、いざという場合はサプリに頼るのもアリ!
肉・魚・卵 | レバー、マグロ、カツオ、サンマ、アサリ、卵 |
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野菜・海藻 | 豆製品、小松菜、ほうれん草、ひじき |
卵はとても食べやすいですが、そんなに大量に食べられるものではありません。あとはレバーが平気な人は、焼き鳥屋でレバーを買ったりというのもいいかも知れませんね。
さらに鉄製のフライパンや鍋で料理すると、溶けだした鉄分を採ることができるそうですよ!
とはいえ、鉄に関しては必要十分に摂取できない人がほとんど。食事だけの摂取では足りない場合もあります。
そんな場合は、鉄を含むサプリを利用するのも1つの手。また貧血症状がある人は、病院に行けば鉄剤を処方してもらえることも多いので、受診した方がいいかも知れません。
本来は食事での接種が理想ですが、どんな場合も理想と現実は一致しないもの。あまりムリせずに、できる手段を取っていきましょう。
私って未病?まずは未病チェックしてみよう
今、神奈川県が未病改善に力を入れていることもあり、インターネット上でたくさんの未病チェックができます。
その中でも、若い女性向けのものを厳選してみました。
若い女性向け未病チェックシート
また「旦那さん・彼氏の状態も気になる~」という人は、こちらのチェックシートをやってもらいましょう。
未病改善を提案するカフェが登場!?
嘘のようなホントの話。
2017年に未病改善を発信する拠点として「BROOK'S green cafe」が原宿にオープンしました。
未病改善と健康社会の実現を目指して設置された、神奈川県大井町の「me-byo valley”BIOTOPIA"(未病バレービオトピア)」の発信拠点としての役割があるそうです。
また今紹介したビオトピアでは、未病改善のためのイベントが連日開催されています。
例えば、癒しを得られる森林セラピーや食事改善のための料理教室、ミカン狩りなど。何より地元食材を中心とした美味しい食事が頂けるのも大きな魅力です。
お近くの人、興味がある人はぜひ足を運んでみてくださいね。