全身脱毛前のムダ毛処理って、どこまで剃ればいいの?
25歳会社員
全身脱毛の施術を受ける前って、どこまで剃ればいいのでしょうか?背中やうなじなど、手の届かないところも自分でやるべきですか?
Vラインはハイジニーナではなく、薄くして形を整えたいと思っているのですが、それでもすべて剃っておいた方がいいのでしょうか。
剃毛は、「自分が剃れる範囲」でOK
みか・36歳・主婦・元脱毛専用クリニック看護師
脱毛サロンやクリニックからお願いされる、事前の剃毛。いざ剃ろうとすると、今まで自分で剃ったことのない箇所には、色々と疑問が出てきてしまいますよね。
でも、基本的には自分が剃れる範囲のみで問題ないのです。
背中やうなじ等は、自力で剃るのは至難の業。そのためサロンやクリニックでは、無理して剃ってきてくださいとは言いませんので、まずご安心を。このような箇所が含まれるコースは通常、施術スタッフが剃るお手伝いをしてくれますよ。
事前のシェービングについてまとめましたので、参考にしてくださいね。
剃毛代がかかるか確認しておこう
スタッフが手伝ってくれるといえど、気になるのが剃毛代。
最初に、契約のコースに剃毛代が含まれているかチェックしておきましょう。コースに含まれている場合は、手の届かないところや多少の剃り残しがあっても、そこまで気にせずスタッフにお願いできますね。
シェービング代が含まれないコースの場合、その都度数千円ほどかかってしまいます。
例えば、全国展開をしている湘南美容外科では、1部位500円という剃毛代を設定しています。うなじ・背中(上下で分かれます)・I・Oラインをお願いすると、500円×5部位=2,500円かかります。
毎回だと、なかなかの出費ですよね。剃るのをご家族に頼むという手もあります。しかし、お金はかかっても、特にうなじやI・Oラインはスタッフに剃ってもらうことを、私はお薦めします。理由は次の3つです。
- 肌トラブルを起こしやすい
- 剃り残しチェックが厳しい
- 照射範囲がわからない
肌トラブルを起こしやすい
よく見えない部分を手探りで剃っていると、思わぬ肌トラブルを抱えてしまうことも。カミソリ負けで肌が荒れてしまった、カミソリで切ってしまった等、そのせいでその部分の照射ができなくなることがあります。
剃り残しチェックが厳しい
実は、脱毛サロンやクリニックでの剃り残しチェックは、結構厳しいのです。これは、毛が残っているとやけど・熱さを感じやすい・照射の効果が出にくい等の原因になってしまうから。毛はだいたい2mm以下が望ましいです。
照射範囲がわからない
特にうなじや鎖骨のあたり等は、照射範囲が脱毛サロンやクリニックによって異なります。例え剃毛をご家族にお願いしたとしても、範囲がわからないときちんと剃るのは難しいですよね。
これらのことが、手の届かない箇所のシェービングをスタッフに頼む理由です。全身脱毛の場合、剃毛代はもはや必要経費だと思うしかないでしょう。でもその際、いくらかかるのか確認しておくことを忘れずに。
少なくとも脇・腕・脚は剃っておこう
「スタッフが剃ってくれるなら、全身お願いしてもいい?」
一瞬よぎってしまうこの考え。でも、これはNGです。
全く剃らないで行ってしまうと、剃毛だけで予約時間の大半が過ぎてしまうことがあります。せっかく施術を受けに来たのに照射が終わらず、できなかった箇所の予約をまた取り直す羽目になってしまいますよ。
そのような事態を避けるために、少なくとも自分が普段からお手入れをする脇・腕・脚は剃っておきましょう。忘れがちなのは腕の内側等、薄い毛がふんわり生えているところ。「目立たないからいいかな」なんて思ってしまいますが、ここも照射の範囲なので忘れずに。
可能であればお腹・胸・顔のような自分で見える範囲の剃毛も。ある程度自分で剃った方が人に剃られるより、くすぐったくないですよ。
顔は電動のフェイスシェーバーをお持ちであればいいのですが、普通のカミソリしかない場合は、危ないので控えた方がよいでしょう。
VIOも自分で剃れる範囲でOK
ハイジニーナでなくとも、初めて脱毛を受けられる場合は毛量を減らすため、最初の数回は全照射を行います。そしてその後、毛を残したい所を避けて照射していく流れになります。
「全部当てたら、もう毛が生えてこなくなるのでは?」と不安になるかもしれませんが、1~2回の照射で完全に毛がなくなってしまったり、異様に毛が少なくなったりすることはありません。
ですから、初回は全照射するつもりで、Vラインを剃っておくとよいでしょう。もちろん、剃れる範囲で構いません。近日中に温泉等のご予定がある場合は毛を残しておいて、次回に全照射でもよいと思います。ご都合に合わせてVラインの剃毛を行ってください。
I・Oラインの剃毛は、スタッフにお任せした方が安心です。いずれIは少し残したいという場合も、Vラインと同様、最初は全照射します。
ちなみに、脱毛サロンと医療脱毛ではI・Oの照射範囲が異なりますので、もし自分で剃られる場合は注意してくださいね。医療脱毛では粘膜まで照射をしますが、サロンではしません。医療脱毛の場合は、完全に際まで剃る必要があります。
そこまで神経質にならなくてよい
剃毛は、目視できる範囲で行った方が自分も怖くないですし、安全です。あまり気にしすぎず、剃れる範囲で脱毛に備えてください。